REDA生地のスーツ千鳥格子のズボンの染み抜き
イタリアの有名な生地メーカー、レダの生地を使用したスーツのパンツのお尻部分にシミの付着してしまった品物のご依頼です。
何をつけてしまったのかは不明の染みでした。
ついてしまったシミの種類がわかれば、生地の種類とそのシミにあわせた染み抜き処理を施します。
今回の事例のようにシミの種類がわからない場合、手探り作業での染み抜きになります。
まず生地と染色にやさしく、シミの落とす事のできる染み抜き剤を一つずつ試していきます。
数種類のしみ抜き剤を試しましたが、シミに変化は見られませんでした。
シミが付着してから長い時間が経過していたと思われました。シミは付着してから時間が経過してしまうと、酸化して変色してしまう事がよくおこります。汚れが酸素に長時間触れていると、変色や退色してしまいます。
シミが酸化して変色してしまう・・・これはもうシミではなく、変色なのです。
特殊技術を駆使して、変わってしまった色を元の綺麗な色に戻していく作業を開始します。
何重にもなっている汚れの膜を一枚ずつ剥がしていく作業を繰り返し行います。
シミや汚れが長く付着している所は、生地が弱ってしまっていたり、染色が弱くなっていたりする事がありますので、作業中に生地に穴が開いてしまったり、綺麗に復元したのに元の色がなくなっている場合があります。(生地の色がなくなっている場合には染色補正で目立たなくします)
生地と染色の異常を注意深く観察しながらの作業を続けます。
今回のケースでは、生地にも染色にも問題はなく綺麗に復元できました。
このような作業はとても時間などが、かかってしまいますので、納期は長め料金は高めになってしまいます。
着用した衣類は早めのクリーニング処理を施し、衣類の汚れを綺麗に落とす事をお勧め致します。
『生地を傷めますので、これ以上の染み抜きはできません!!』などのメッセージが添えられ、そのままにしているお召し物はございませんか?あきらめて捨ててしまう前にご相談下さい。
シミや汚れメンテナンスなどで、お困りの方はお気軽にお問い合わせ下さい。
家庭洗濯でのトラブルなどの質問もお答えできる範囲でお答えします。 担当 遠藤
埼玉県、八潮市全域、草加市・三郷市・足立区の一部地域宅配致します。
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